コメント:コハクチョウは先月中旬に540羽位まで増えたが、その後激減し、現在は数羽がねぐら入りしている。これは、採食地の水田地帯に整備された湛水田にねぐらを移したからであり、毎年この時期に見られる現象である。マガンは湛水田の影響を受けず、現在も500羽前後がねぐら入りしており、群れにはカリガネが1羽含まれている。ヒシクイは、マガンの群れとややタイミングをずらして19羽がねぐら入りしている。カモ類は、特にオナガガモ、ハシビロガモ、マガモが多いが、トモエガモが増加傾向にある。猛禽類はいつもどおりの顔ぶれだが、ハイイロチュウヒのオスが今月もネイチャーセンターの目の前を頻繁に横切っている。先月に過去最多飛来数を記録したヘラサギは、今月に入ると数を減らし、現在は5羽前後が姿を見せている。 |