コメント:コハクチョウが3月18日を最後に全て飛び去った後、中海の南岸から泳いで渡ってくる飛べないコハクチョウ「吉田さん」が、今年も3月23日にやって来た。以後1カ月ちょっとの間、園内に滞在する見込みで、吉田さんは今や当園の名物となっている。カモ類はツクシガモとトモエガモ以外はまだひととおり見られる。シギ類は数は少ないがいろいろな種類が現れ、ネイチャーセンター目の前にも集まるので来館者に喜ばれている。冬の猛禽類であるチュウヒ類やノスリは、4月になるとほとんど見られなくなった。近頃ヒクイナの声がよく聞こえ、クイナも時々見られる。この春に飛来を期待していたヒレンジャクがようやく現れたが、園内のナワシログミの実はヒヨドリとツグミに食い尽くされているので、すぐに去ってしまうと思われる。春に園内でホオアカが確認されたのは初めて。 |