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1種類の鳥のさえずりでもいろいろなバリーエーションをもつことがあります。そうなると一つ一つを覚えなくてはいけないように思ってしまい、ハードルが高くみえてきます。
しかし、オオルリの場合、歌いはじめの声はさまざまな鳴き方をするものの、最後に必ずジジジュイなどと濁った声を出すので、そのフレーズをしっかり聞き取れれば簡単です。また、コルリの声では、前奏は「ツン、ツン、ツン、ツン…」と少しずつ速くなっていき、ややか細い感じの声が入る部分を聞き逃さないようにすれば、「チチョチョチョチョ」や「チィーチュルチュルチィー」など、もう後にどんな鳴き方をされても自信をもって聞き分けられることになります。
クロツグミなどは、自分のさえずりに、ほかの鳥の声を真似て入れることがあり、なかなか難しいのですが、基本の「キョコ、キョコ、キョコ」というリズムある声をどこかに入れることがほとんどですので、そのフレーズがあるかどうかに気をつけているとよいでしょう。
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