用 語 |
読み方 |
意 味 |
第1回夏羽 |
だいいっかいなつばね |
生まれた翌年の春の換羽によって得られる羽衣。第1回夏羽への換羽がない種もある。 |
第1回冬羽 |
だいいっかいふゆばね |
孵化後,最初の換羽によって得られる羽衣。ヒバリ・ヒヨドリ・メジロ・スズメなど,第1回冬羽が成鳥冬羽とほとんど異ならない種もある。 |
体下面 |
たいかめん |
下面のうち,頭部と翼下面を除いた部分。 |
体上面 |
たいじょうめん |
上面のうち,頭部と翼上面を除いた部分。 |
Dynamic soaring |
ダイナミック・ソアリング |
風の高度による速度差と、波の上を吹く風を利用して、はばたかずに飛行すること。海面近くの気流を利用して飛び続ける飛び方。 |
第2回夏羽 |
だいにかいなつばね |
生まれた翌年の春の換羽によって得られる羽衣。 |
第2回冬羽 |
だいにかいふゆばね |
生まれた翌年の秋の換羽によって得られる羽衣。 |
ダウン |
だうん |
下羽のこと。特に水鳥の羽毛の下に生えるむくげ。柔らかく保温性に富む。 |
托卵 |
たくらん |
自分では抱卵・育離を行わず,他の鳥の巣に卵を産み込み,ひなを育てさせる行動。育てさせられる鳥を仮親という。カッコウ類で有名であるが,世界のカッコウ科の鳥類のうち半数以上の種は自分でひなを育てる。托卵行動は,カモ科・ミツオシエ科・ハタオリドリ科・ムクドリモドキ科などの一部の種でも知られる。 |
旅鳥 |
たびどり |
日本より北で繁殖し,日本より南で越冬し,日本には春の北上と秋の南下の際に立ち寄る鳥。オオソリハシシギ・チュウシャクシギ・ムギマキ・エゾビタキなど。ヤツガシラやアジサシのように旅鳥とされていて繁殖が知られるようになった種や,ムナグロのように一部が越冬する種もある。 |
探鳥会 |
たんちょうかい |
日本野鳥の会各支部などが主催するバードウォッチングの会。野鳥の解説、道案内などをしてもらえる。 |
鳥信 |
ちょうしん |
珍鳥の記録や初認、終認などを野鳥関係雑誌に投稿すること。 |
鳥相 |
ちょうそう |
特定の地域の鳥の生息状況を解説したもの。 |
鳥媒 |
ちょうばい |
鳥類が種子を運び媒介すること。植物が蜜・花粉を食べに来た鳥に花粉を付着させ運搬させること。 |
鳥類標識調査 |
ちょうるいひょうしきちょうさ |
主に金属製の足環により鳥を個体識別する調査方法。足環をつけられた鳥を再び捕獲することにより,移動状況などが実証される。日本では現在,環境庁の委託を受けて山階鳥類研究所が実施している。バードバンディング。 |
貯食 |
ちょしょく |
餌をその場で食べず、一時的に貯える方法。 |
珍鳥 |
ちんちょう |
日本での記録や観察数が少ない鳥。 |
番 |
つがい |
繁殖のために配偶関係にあるオス、メスを言う。 |
display |
ディスプレイ |
誇示行動。特有の動きや姿勢、鳴き声などで自身の存在を強調する動作をいう。また、オスが自分のテリトリーから他のオスを追い出すための威嚇など。 |
display flight |
ディスプレイ・フライト |
ディスプレイ(誇示行動)の一つとして,輪を描いたり,急降下したり,追いかけ合ったりする飛翔。オオジシギやタカ類が行う。 |
デジスコ |
でじすこ |
デジタルカメラをフィールドスコープ(望遠鏡)とつなげて撮影する方法をいう。 |
出た |
でた |
鳥がいた際に使う。 |
territory |
テリトリー |
動物たちの縄張り。 |
都市鳥 |
としちょう |
都市環境で生活している鳥をいう。また、都市環境に適応し、分布を広げたり増加したりする特定の鳥。 |
止まり木 |
とまりぎ |
鳥がよく止まる木や枝。 |
drumming |
ドラミング |
声によらない音によるコミュニケーションのこと。キツツキ類が木の幹や枝を激しくたたくタララララという音や,キジやヤマドリが翼を激しくはばたくドドドドという音(母衣打(ほろうち))など,囀りと同様に異性をひきつけたり,なわばり宣言などの意味を持つ。 |
鳥合わせ |
とりあわせ |
探鳥会の終わりに、その日観察できた鳥の種類を確認しあうこと。 |
鳥柱 |
とりばしら |
鳥の群れが上昇気流にのって、蚊柱のように螺旋状に昇っていくさま。 |