用 語 |
読み方 |
意 味 |
家禽 |
かきん |
家畜として飼育されている鳥。 |
学名 |
がくめい |
リンネによる二名法でつけられた学術上の名称。 |
かご抜け |
かごぬけ |
動物園や個人の家などで飼育されていた鳥が,何らかの理由で逃げ出し,野外で観察されること。また,その鳥。フラミンゴ・ソウシチョウ・ベニスズメなど。実際には,繁殖を繰り返し,野外に定着(帰化)している鳥もこう呼ぶ場合が多い。 |
飾り羽 |
かざりばね |
頬・頸・背などに生える,長く目立つ羽毛。サギ類などにある。鳥類の、飾りのような美しい羽。繁殖期の雄によく見られる。 |
霞網 |
かすみあみ |
黒く細い糸で作られた張り網。光の具合によって見えなくなる。現在は製造と使用は禁止になっている。 |
滑空 |
かっくう |
翼を広げたままグライダーのように空をすべっていく飛び方。グライディング。 |
滑翔 |
かっしょう |
数回羽ばたいた後,翼を広げて滑るように飛ぶこと。 |
下面 |
かめん |
腮・喉・前頸・体下面・翼下面・尾の下面を合わせた部分。 |
仮親 |
かりおや |
托卵される側の鳥の親。 |
換羽 |
かんう |
古い羽毛が抜け,新しい羽毛が生えて伸びること。一般に年周期で繰り返されるが,1年未満,または1年以上の周期で換羽を行う種もある。 |
冠羽 |
かんう |
頭に生える長い羽毛。1年中あるもの(タゲリ・ヒバリなど)と,季節によりあるもの(コサギなど)とがある。警戒や求愛など,興奮したときに立てる種が多い。 |
管鼻目 |
かんびもく |
ミズナギドリ目の旧称。 |
帰化鳥 |
きかちょう |
本来その土地の物ではない鳥。かご抜け鳥。 |
聞きなし |
ききなし |
さえずりを人間のことばに置き換えたもの。ホオジロの「一筆啓上仕り候」,センダイムシクイの「焼酎一杯グイーッ」,イカルの「お菊二十四」などがある。 |
擬攻撃 |
ぎこうげき |
→モビング |
擬傷 |
ぎしょう |
親鳥が傷ついたような動作をして、卵や雛から外敵の注意をそらすこと。 |
擬態 |
ぎたい |
他のものの様子や姿に似せること。 |
求愛給餌 |
きゅうあいきゅうじ |
雄が雌に食物を与え、求愛行動を示す。 |
求愛行動 |
きゅうあいこうどう |
→ディスプレイ |
給餌 |
きゅうじ |
親鳥が雛に餌を与えること。または人間が鳥に餌を与えること。 |
蟻浴 |
ぎよく |
鳥が、積極的に蟻を羽毛に取り付かせること。蟻が出す蟻酸などにより、ダニなどを除去する。 |
ぐぜり |
ぐぜり |
さえずりではなく、小声で鳴くこと。 |
gliding |
グライディング |
→滑空 |
cluttering |
クラッタリング |
くちばしをカタカタと打ち鳴らすこと。コウノトリが行うことで有名。 |
候鳥 |
こうちょう |
渡り鳥。 |
国際保護鳥 |
こくさいほごちょう |
ICBP(国際鳥類保護会議)が指定している、世界で最も絶滅の危険がある鳥類。 |
国鳥 |
こくちょう |
国を代表するものとして選ばれた鳥。日本ではキジ。 |
固有種 |
こゆうしゅ |
一定地域にのみ生息している種。 |
colony |
コロニー |
一地域に定着した同一種または若干種の生物が集団でいること。または集団で繁殖すること。集団繁殖地。 |
婚姻色 |
こんいんしょく |
繁殖期の一時期,嘴・眼先・足・趾などの裸出部が一時的に変化した,鮮やかな色彩。 |
混群 |
こんぐん |
多種類の鳥が、ひとつの群れをつくって行動すること。 |