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はじめて物語
第1回 きっかけは〜
第2回 公園デビュー
第3回 「うふふ」な春
第4回 「新発見」
第5回 ダンナ様も!
第6回 アオサギも!?

 

はじめて物語

第3回 「うふふ」な春
朝,いつも洗濯物や布団を干すためにでるベランダ。
そこから見える街路樹のケヤキの葉がどんどん大きくなっています。

もうすっかり季節は春ですね。な〜んて,これほどケヤキの成長に気がつくようになったのは,ベランダからも鳥を見始めてからですねぇ。
鳥さんたちって素晴らしい!!

季節が変わっても鳥を見に行く習慣は相変わらず。いや,むしろ暖かくなったせいか,鳥を観察する時間がちょっぴり延びたような。

じっと観察しているといろんな発見がありますね。
今度は何を発見したかって?「うふふ」ですよ〜!
写真1:お散歩コースの緑も,ずいぶんしっかりしてきました
ちょっとその前に,最近気づいたことがあるのです。

とても大切な「双眼鏡の使い方」。

今までは適当に使っていましたが,なんだか視野がぼやーっとしててずっと見てると気持ち悪くなっちゃう。安物だからこうなっちゃうのかなと思ったけど,ちょっと説明書を見ると,いろいろな部分で調節ができることを知りました。
きちんと使い方を知っていると酔わずにすみます。

いやいやそういうことではなく,もっとハッキリと鳥を見ることができます。

「ピントリング」とか「視度調整リング」とかいうのがあって,説明通りに合わせてみると,さっきの歪んだ画像はどこへやら,よく見えるではありませんか!
きちんと使い方を知ることって大切ですねぇ(詳しくは鳥見七つ道具に説明がありますのでご覧ください。)。
さてさて,最初の「うふふ」です!

いつもカワセミのいる川をのぞき込んでいると,ツバメが地面に下りて,何やら泥遊び? どこからかやって来ては,泥を嘴いっぱいにくわえてどこかへ運んでいる様子。

もしかして?!と思い,家に帰って早速インターネットで「ツバメ 泥」で検索。出てきた,出てきた〜。やはり,巣作りだぁ! ツバメの巣は泥に唾液を混ぜ,枯れ草などを使って作るらしいです。

1週間くらいかけて雄と雌がいっしょに作るなんて,初めての共同作業でしょうかねぇ? 巣を作ったらこれから雛が誕生するのでしょうね〜。「うふふ」です。でも,ここはあんまりきれいな川じゃないので,ちょっと心配も残りました。
写真2:巣材用に泥を集めるツバメたち。地面に下りているところは初めて見ました
もう一つの「うふふ」は,以前いつもの親切なオジサマが教えてくれた尾を上下によく振るハクセキレイ。2羽を発見したのですが,一羽がもう一羽に向かって翼を広げているのです。

『こんなの,テレビでしか見たことない!』

そして,しばらく見ていると今度は上に重なっていました。あらら?。もう夢中になって見てしまいました。あ〜,感動です! 春です! 「うふふ」です。
写真3:きれいな声で鳴きながら翼を広げてもう一羽に近づくハクセキレイ
 
写真4:翼を広げて鳴いていたのは雄だったんですね。「うふふ」なシーン
同じ場所でずっと観察していて気づいたことがあるのですが,ずっと同じ場所にいても何種類もの鳥が入れ替わり立ち代りやって来て,動き回らずともけっこう楽しめるということ。いつもカワセミばかり追っかけていたので全然気づかなかったのです…。

今日は何種類の鳥を見たのだろうか? ツバメにカラスにハクセキレイ。あとはコサギ! ずっと白いサギは「シラサギ」って思っていたのですが,実は何種類かあるらしいです。「足の指が黄色いのはコサギっていうんだよ」とオジサマが教えてくれました。

何も知らない私にいつもいろいろと教えてくれるオジサマに感謝です。そしてカワイイ鳥さんたちにも感謝です! もっといろんな鳥を見たはずですが,みなっちのメモリーはもういっぱいです。

でも,やっぱりまた鳥を見に行っちゃうのです!
写真5:コサギ。脚を上げたときには,黄色い足指が見えました
続く
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