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今回は、そんな私のバードウォッチングのきっかけとなった鳥との初対面のお話をみなさんにお伝えします! |
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「あの日」はお天気が良かったのでさっさと家事を済ませ、まずはお気に入りのお散歩コースの公園へ。でもたまには違うコースも歩いてみようかと、川沿いのコースを選んでお散歩。
平日って意外と多くの人たちが公園を利用しているんですよね。
子どもを遊びに連れてきているお母さんたち(もちろん、お母さんたちは話のほうが熱くなって子どもたちは放ったらかしです)、定年後のリラックスモードの人たち(勝手な推測です)、いろんな人たちがいます。
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その中で私が一番気になったのが大きな望遠鏡のようなものをのぞいている怪しげなオジサマ(写真1)。 |
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写真1 |
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何を熱心にのぞいているのか、視線の先を見てみるとそこには青い鳥が! そうです。最初に話した『スゴイ!』鳥です。『ひぇ〜!』とビックリ。じっと見入ってしまいました。
そんな私を見てオジサマが『見てみる? もっと大きく見えるよ〜』とのこと。図々しい私はすぐにのぞかせてもらいました(写真2)。 |
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写真2 |
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『キャー、キレイ過ぎる! 何なのあの色は? あの長いくちばしは?』と、
大興奮(写真3、4)。 |
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ん〜、でもちょっと待てよ。
あの青い鳥、どこかで見たなあ……あっ、思い出した!
看板だ、看板。私の住んでいる市の鳥とかいうやつだ。
いつもあれ見て疑っていたのよねぇ。「あんな鳥がこの辺にいるのか?」って。たしかカワセミって書いてあったような……。オジサマにちょっと聞いてみた。『あれはなんという鳥ですか?』するとオジサマは鳥の本をおもむろに出して、『この鳥だよ。カワセミ。この川ではよく見られるよ。』と丁寧に説明してくれました(写真5)。 |
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カワセミのことをもっと知りたければ、こんな本も出てる(文一総合出版発行:BIRDER2月号別冊「カワセミ」。詳しくはこちら) |
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写真5 |
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写真6 |
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やっぱりカワセミか。
頻繁にこんなキレイな青い鳥が見られるの?! なんだか初めて覚えたこのうれしい感覚! 何なんでしょう?? |
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鮮やかなブルーで、くちばしが長くて、とにかくキレイで……そんな鳥を自分の目で見たことある人って、いったいどのくらいいるのでしょうか? 実は私はこの目で見てしまったのです。『スゴイ!!』の一言です。 |
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オジサマは本当に親切で『普段あまり気にしていないから気づかないだけで、いろんな鳥がいるんだよ』と教えてくれた。なんかすごい発見をした気分だ。
しばらく見せてもらってからオジサマとはお別れ。
ありがとう! そろそろ買い物に行かなくては! |
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家に帰ってからもうれしい気分はおさまらず、あるものを探し始めた。
『どこだったかなぁ?』
嫁に来てから使ってないからなぁ。
『お〜、あった、あった!』
押入れの奥にしまわれていた双眼鏡!
あのオジサマが首からぶら下げていた立派で高そうな双眼鏡とは見た目がかなり違うんだけど……まあ、いっか。とりあえずこれ持って今度出かけてみよ〜。 |
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続く |
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