BIRDER1月号の見どころ
特別付録【鳥見手帖 2026】

毎年好評をいただいている「鳥見手帖」。今年も1月号の付録としてついてきます!日本全国、約100種の鳥の初認・終認日と珍鳥の渡来日(2024〜2025年のデータ)、『日本鳥類目録改訂第8版』に準拠した「日本の野鳥チェックリスト」、主に鳥の撮影をするバーダー必読の「覚えておきたい 鳥の警戒サイン」を収録。2026年のバードウォッチングに役立つこと間違いなし。主に北海道で見られる鳥たちが大集合のかわいい表紙イラストは、生きものイラストレーターの安斉俊さんに描いていただきました。
ありがとう!創刊40周年
創刊40周年特別企画 鈴木俊貴さんインタビュー

2025年に出版した初の単著『僕には鳥の言葉がわかる』(以下『僕鳥』)がベストセラーとなった鈴木俊貴さん。編集スタッフは『僕鳥』を読んだとき、鈴木さんが学生時代に『BIRDER』を読んでいたとあり、とてもうれしくなりました。今回のインタビューでは、鈴木さんに学生時代の『BIRDER』の思い出、本の執筆や観察、研究のこと、動物言語学の未来……などなどをうかがいました。さらに、本サイトでは、鈴木さんが『BIRDER』に初めて寄稿した記事(2008年11月号「カラ類の混群 〜他種と群れる冬のカラ類〜」〈電子版なし〉)を定期購読会員限定で特別に公開!インタビューとあわせてお楽しみください。

特集【チュウヒ】
チュウヒのプロフィール

みなさんが「猛禽類」と聞いて、最初に思い浮かべるのはどんな鳥でしょうか。猛禽類にもいろいろいますが、本特集で紹介するチュウヒは、知れば知るほど魅力が増す、いわば「いぶし銀」な鳥です。そんなチュウヒの暮らしや姿などの基本から見どころまで、本記事でたっぷり紹介します。今冬チュウヒを観察する際にぜひお役立てください。
新連載などの見どころ
【短期集中連載】絶滅危惧の鳥、現場からのレポート

「バードカービング」を知っていますか? 簡単に言ってしまえば、木造の鳥の彫像です。内山春雄さんは木象嵌師でありながら、同時のバードカービングの日本の第一人者です。そんな内山さんが挑むのは、絶滅危惧の鳥や、絶滅してしまった鳥の復元です。個体数が激減して、標本も作れずにいた鳥たちを正確な姿で彫り上げ、その姿を人々に伝えること、また、古生物の研究者と協力して絶滅してしまった鳥の一部の骨格からありし日の姿を再現するなど、単なる工芸品の枠を超えた作品を作っています。絶滅危惧種を支える活動は直接的な研究だけでなく、こうした作品でも行なっていることがわかる記事になっています。次回は3月号に掲載予定です。
誌面版 列島縦断野鳥情報

「鳥がどこに出たのか知りたい」これはバードウォッチャーにとって切実な思いです。いつ、どこに見たい鳥がいるのか、自分がよく観察している地域周辺ではいつごろからどんな鳥がやってくるのか、情報収集が欠かせません。その手助けとなるべく、これまでwebで行っていた「列島縦断野鳥情報」の情報を拡大し、掲載することにしました! とはいえ、制作時期的に今年の情報では間に合わないので、去年の発売号ごろの情報を載せています。珍鳥はわかりませんが、だいたい同じ時期に見られる鳥のことはこれでわかるはず。web版には最近の情報も載せてあるので、ぜひ両方活用してください。

BIRDER2026年1月号特集目次

●チュウヒのハンティングスタイル(一日一種)
●「いいとこ取り」のヨシ原のスター チュウヒのプロフィール(多田英行)
●謎多きチュウヒの渡りを探る(浦 達也)
●どう違う?どう変わる? 最新、チュウヒの羽色バリエーション考(先崎啓究)
●「ハヤブサショック」再び チュウヒはハイタカ属のタカ!?(若杉 稔)
●幻の鳥ーー阿知須干潟のヨーロッパチュウヒ 1989年12月の出会い(石井鶴三)
●メガソーラー、人間、野生動物…… チュウヒの繁殖地保全の課題(多田英行)
●チュウヒ大好き読者に直撃インタビュー! BIRDERに約20年、チュウヒ愛をハガキで伝え続ける人(立川タカ行)