愛知県弥富野鳥園
2025年10月の観察記録
今秋は例年になくショウドウツバメが多く飛来しました。10月初旬には100羽を超える集団が、深池内を飛び回っていました。カモ類は28日調査でコガモ279羽、ハシビロガモ136羽、マガモ120羽と先月よりもかなり増えました。樹林地内ではヒヨドリの数が日に日に増えています。ジョウビタキは例年より少し遅めの22日に初認しました。ハイタカやノスリも見かけるようになり、いよいよ秋が深まってきたようです。
2025年10月に見られた鳥
ハシビロガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、オオバン、カイツブリ、ハジロカイツブリ、セイタカシギ、カワウ、ヘラサギ、アオサギ、ダイサギ、チュウサギ、コサギ、ミサゴ、オオタカ、トビ、ノスリ、カワセミ、モズ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ショウドウツバメ、メジロ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ(計20科34種 調査日:10月28日)

2025年9月
カモ類が増えてきました。25日調査ではコガモが286羽、ハシビロガモが51羽、オナガガモ9羽を確認しました。例年よりも早く、個体数もかなり多いです。先月からシギ類の飛来が相次いでいますが、9月に入ってからも多く飛来しています。4日にアカエリヒレアシシギが37羽、コオバシギが39年ぶりに飛来、16日にはアカアシシギが10年ぶりに飛来しました。ソリハシシギは先月下旬に確認されてから、9月に入ってからもずっと残っているようで、ほぼ毎日観察できています。小鳥類では、コサメビタキが9日、エゾビタキが18日に飛来しました。 ショウドウツバメも中旬から下旬にかけてよく見かけるようになり、いよいよ秋本番を迎えようとしています。
ハシビロガモ、カルガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、キジバト、カイツブリ、セイタカシギ、ソリハシシギ、イソシギ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ミサゴ、トビ、コゲラ、モズ、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ショウドウツバメ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、コサメビタキ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ(計22科30種 調査日:9月25日)
2025年8月
シギ、チドリ類の移動が始まっているようで、当園にも8月13日にオオハシシギ、26日にはコチドリ、オバシギ、トウネン、ソリハシシギが飛来しました。オオハシシギは23年ぶり、オバシギは39年ぶり、ソリハシシギが14年ぶりの飛来となり、久しぶりの珍客となりました。セイタカシギは7月から8月にかけて10~50羽ほど深池によく飛来してくれたので、この時季、種類、数ともに少ない深池内を大いに賑わしてくれました。
カルガモ、マガモ、コガモ、キジバト、セイタカシギ、コチドリ、オバシギ、トウネン、ソリハシシギ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ツバメ、セッカ、スズメ、ハクセキレイ、ホオジロ(計14科20種 調査日:8月26日)
2025年7月
カルガモ、マガモの親子連れを今季も多く観察することができました。ヒナはもう親と同じくらいの大きさになっており、池の中を賑わしてくれています。サギ類は今季から園内でダイサギが多く繁殖するようになり、アオサギよりも数が増えています。ツバメは日に日に増えてきており、園内のアシ原に多く集まるようになりました。
カルガモ、マガモ、キジバト、カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオタカ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ツバメ、ウグイス、メジロ、スズメ、ホオジロ(計13科16種 調査日:7月30日)
2025年6月
カモ類はカルガモとマガモが増えてきました。ホシハジロは10羽程残っており、このまま夏を越しそうです。カワウの繁殖も終盤に入り、コロニー内は静かになってきました。今季はアオサギ、ダイサギがカワウのコロニーの横で数多く繁殖しており、こちらはまだまだ賑やかです。保護地内ではウグイス、オオヨシキリのほか、セッカ、ホオジロのさえずりもよく聴こえてくるようになりました。
カルガモ、マガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、カイツブリ、セイタカシギ、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、オオタカ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ(計20科26種 調査日:6月27日)
2025年5月
観察鳥種は少しずつ減ってきていますが、まだまだカモ類は残っています。カルガモは数が増えてきました。そろそろカルガモの親子連れも見られそうです。池の周りではオオヨシキリ、セッカの声がよく聴こえてきます。干潟になっているところでは、セイタカシギがほぼ毎日観察できています。最近はツバメの数が増えてきており、本館周りをよく飛び回るようになりました。
カルガモ、マガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、カイツブリ、セイタカシギ、カワウ、ゴイサギ、アオサギ、ダイサギ、ミサゴ、トビ、コゲラ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ツバメ、ウグイス、オオヨシキリ、セッカ、メジロ、ムクドリ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、ホオジロ(計22科29種 調査日:5月28日)
2025年4月
今春はカワウの営巣がかなり少なかったですが、ようやく増えてきました。それでも例年に比べるとまだまだ数は少ないです。アオサギやダイサギなどのサギ類の営巣も始まっており、樹林内は少しずつ賑やかになってきています。カモ類ではハシビロガモやコガモのほか、キンクロハジロも増えてきました。夏鳥は今のところまだ数が少ないですが、日によって樹林地内からコマドリやキビタキの声が聴こえるようになりました。
ハシビロガモ、オカヨシガモ、カルガモ、マガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、オオバン、ヒクイナ、カイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、トビ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、セッカ、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、キビタキ、スズメ 、ハクセキレイ、ホオジロ、アオジ、クロジ(計21科33種 調査日:4月23日)
2025年3月
2月27日にコウノトリが1羽飛来しましたが、3月18日にさらに2羽増え、合計3羽が現在園内でほぼ毎日確認できています。アオサギは婚姻色や飾り羽がとても綺麗になってきました。巣材運びに大忙しの様子です。ツバメは3月25日に初認しました。例年より少し遅めです。カモ類は日に日に種類、数ともに増えてきており、池の中が賑やかになってきました。
ハシビロガモ、オカヨシガモ、カルガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、オオバン、カイツブリ、コウノトリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、オオタカ、トビ、ノスリ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ツバメ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ 、ハクセキレイ、ホオジロ、アオジ、クロジ、オオジュリン(計22科37種 調査日:3月25日)
2025年2月
カモの種類が増えてきました。2月中旬まではマガモばかりで、他のカモ類は少なかったですが、27日の園内生息調査ではマガモのほか、ハシビロガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロなど、少しずつ増えてきました。また、久しぶりにコウノトリ1羽が深池に飛来しました。例年、この時季はカワウの営巣数が日に日に増えてくる頃ですが、今年は今のところほとんど営巣していません。ウグイスとホオジロは16日に初鳴きを確認しました。樹林地内はヒヨドリやメジロ、シロハラが多く、とても賑やかになっています。
ハシビロガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キジバト、カイツブリ、イソシギ、コウノトリ、カワウ、アオサギ、ミサゴ、チュウヒ、トビ、ノスリ、コゲラ、アオゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ 、ハクセキレイ、アオジ、クロジ、オオジュリン(21科33種 調査日:2月27日)
2025年1月
マガモの数が増えてきました。28日の園内生息調査では482羽確認しました。ツグミはなかなか増えてきませんが、ムクドリやシロハラは例年に比べると多いです。タカ類ではトビが増えてきましたが、オオタカやノスリはあまり姿を見せません。 また、今冬はメジロが多いです。この時季は落葉している樹木が多いので、とても観察しやすくなっています。
ハシビロガモ、カルガモ、マガモ、コガモ、キンクロハジロ、キジバト、オオバン、イソシギ、カワウ、アオサギ、オオタカ、トビ、ノスリ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、ムクドリ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ 、ハクセキレイ、カワラヒワ、アオジ、クロジ、オオジュリン(計20科30種 調査日:1月28日)