福島市小鳥の森
2025年10月の観察記録
夏鳥と冬鳥が入り混じる10月。小鳥の森としては1年の中で確認種数が多い月になりました。秋の渡りの途中の鳥が集まるミズキには思ったよりも多くの数は集まらなかったものの、ヒタキ類をはじめ複数種が利用していることが確認されました。また、今年の秋は例年よりもイカルやカケスが多かった印象です。10月下旬にになると、ジョウビタキ、マヒワ、ツグミ類などの冬鳥も確認され始め、にぎやかな森となりました。
2025年10月に見られた鳥
カルガモ、マガモ、キジ、キジバト、アオバト、トビ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ゴジュウカラ、クロツグミ、シロハラ、ツグミ、エゾビタキ、コサメビタキ、キビタキ、ジョウビタキ、キセキレイ、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ビンズイ、シメ、イカル、カワラヒワ、マヒワ、ホオジロ、カシラダカ、クロジ、コジュケイ、ドバト、ガビチョウ(計43種)

2025年9月
今年の9月は比較的鳥たちでにぎかやな森でした。豊作だったミズキの実にはこの時期だけに見られるエゾビタキをはじめとし、キビタキやコサメビタキなどのヒタキ類、コゲラやエナガなども見られました。また、下旬にはイカルやカケスの群れも見られ、秋の様子が感じられました。
アマツバメ、キジバト、アオバト、アオサギ、トビ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、サンコウチョウ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、エゾビタキ、コサメビタキ、キビタキ、キセキレイ、ハクセキレイ、シメ、イカル、ホオジロ、コジュケイ、ガビチョウ(計31種)
2025年8月
葉が茂り、鳥の声もほとんど聞こえず、鳥には少し寂しさを感じる季節でした。それでも、8月中旬ごろからはエゴノキの実を食べにやってくるヤマガラでにぎわっていました。9月下旬頃からはミズキやアカメガシワなどの実や種に集まる野鳥が見られるので、9月に備えて、実のなる木を確認してみると、今年は豊作のよう。渡りの途中に見られる小鳥類が楽しみです。
ホトトギス、キジバト、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ムクドリ、コサメビタキ、キビタキ、スズメ、キセキレイ、ハクセキレイ、シメ、イカル、カワラヒワ、ホオジロ(計24種)
2025年6月
キビタキやサンコウチョウなどの主に低山から丘陵地で見られる夏鳥は例年通り飛来し、本格的な子育てシーズンを迎えました。下旬頃になるとそれらの巣立ちビナも見られるようになりました。また、巣箱を利用するシジュウカラやヤマガラは春先からの利用がほとんどだったものの、わずかなペアですが巣箱を利用する姿が見られました。鳥の姿を見るのは難しい時期ですが、森の奥から時折聞こえるサンコウチョウの声に癒された6月でした。
カルガモ、ホトトギス、カッコウ、キジバト、アオバト、トビ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、サンコウチョウ、カケス、ハシボソガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ツバメ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、オオムシクイ、メジロ、コムクドリ、クロツグミ、コサメビタキ、オオルリ、キビタキ、スズメ、キセキレイ、イカル、カワラヒワ、ホオジロ、コジュケイ、ガビチョウ(計35種)
2025年5月
5月中旬ごろには夏鳥や漂鳥が一通り確認され、本格的な夏鳥の繁殖期を迎えました。夏鳥としても人気のサンコウチョウは毎年園内に飛来しますが、今年は5月15日が初認日で例年よりも少し遅めの確認となりました。4月中旬に飛来した福島県の鳥キビタキは園内のいたるところで縄張りを形成し、綺麗なさえずりもよく聞こえてきました。また、3年前から繁殖期中、確認されるようになったサンショウクイは飛び交っている姿が見られました。
カルガモ、ヤマドリ、ホトトギス、ツツドリ、カッコウ、キジバト、アオバト、アオサギ、オオタカ、トビ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、サンコウチョウ、ハシボソガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ツバメ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、センダイムシクイ、エゾムシクイ、オオムシクイ、メジロ、クロツグミ、ツグミ、コサメビタキ、オオルリ、キビタキ、スズメ、ビンズイ、シメ、イカル、カワラヒワ、ホオジロ、クロジ、コジュケイ、ガビチョウ(計42種)
2025年4月
冬鳥と夏鳥が入り混じる4月。福島県の鳥キビタキは4月19日が初認で、園内のいたるところで確認できるようになり、美しい歌声が森の中でこだましていました。また、移動途中のアカハラ、クロジ、ムシクイ類などの姿も例年通り確認。シジュウカラやヤマガラは多くの巣箱を利用してくれ、子育てに忙しい姿も見られました。小鳥の森では一年の中で最も多くの野鳥が観察できた月となりました。
オシドリ、カルガモ、コガモ、ヤマドリ、キジ、キジバト、カワウ、アオサギ、ハイタカ、オオタカ、トビ、サシバ、ノスリ、フクロウ、カワセミ、コゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、カケス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ツバメ、ウグイス、ヤブサメ、エナガ、センダイムシクイ、エゾムシクイ、メジロ、トラツグミ、クロツグミ、シロハラ、アカハラ、ツグミ、コサメビタキ、オオルリ、キビタキ、スズメ、ビンズイ、アトリ、シメ、イカル、カワラヒワ、マヒワ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、クロジ、コジュケイ、ガビチョウ(計52種)
2025年2月
薄っすらと雪の積もることが多かった2月。園内で森林再生を目的に伐採を行い、森が明るくなったためか、これまで園内では見る機会の少なかったミヤマホオジロやベニマシコが多く確認できました。また今季は数が少なかったツグミが中旬ぐらいからよく確認されるようになりました。また、2月21日はウグイスの初鳴きを確認。フキノトウやカタクリの葉も確認され始めるなど春が目の前に迫っていることが感じられました。
ヤマドリ、キジバト、カワウ、アオサギ、トビ、ノスリ、カワセミ、コゲラ、アカゲラ、アオゲラ、モズ、カケス、ハシボソガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ウグイス、エナガ、メジロ、ミソサザイ、トラツグミ、シロハラ、ツグミ、ルリビタキ、ジョウビタキ、ビンズイ、アトリ、カワラヒワ、マヒワ、ベニマシコ、シメ、イカル、ホオジロ、カシラダカ、ミヤマホオジロ、ガビチョウ(計36種)