本物のシマエナガに会いに行こう!

本物のシマエナガに会いに行こう!

Author:髙野丈(編集部)
コンサートやスポーツは、テレビやインターネットで視聴するよりも会場や競技場で実際に観るほうが楽しいものです。お気に入りのアーティストの美しい歌声が直接耳に入る。憧れのスター選手が、目の前で度肝を抜くようなプレイを見せてくれる。歓声が湧き起こり、伝わってくる会場の熱気。自分がその場に身を置いているという実感。二次元の画面では決して味わえない感動があります。その愛らしい姿で大人気のシマエナガも同じです。多くの写真集が出ていて、テレビ番組でも取り上げられますが、どんなに素晴らしい写真や映像でも、本物に勝るものはありません。見つけるのが難しい? そんなことありません。ロス・アンゼルスのスタジアムまで足を運ぶ必要も、入手困難なチケットを獲得するために電話を掛けまくる必要もありません。シマエナガは誰でも気軽に、好きなときに会いに行ける鳥なのです。

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もう、かわいくてたまりません

バラエティ番組などでシマエナガが取り上げられるとき、あたかも幻の鳥をやっとの想いで見つけたかのように放映されることがあります。番組を盛り上げるための演出なのでしょうが、実際には珍しい鳥でも、そんなに出会うのが難しい鳥でもありません。ただ、スズメやカラスのように、そんじょそこらにいるわけではなく、見つけるにはコツがいります。『シマエナガに会いたい!』は、鳥探しに長けたベテランバードウォッチャー(シマエナガ遭遇率99%)が、シマエナガを見つけて撮影するためのノウハウを詰め込んだ、いわばシマエナガ攻略本です。本書を読めば、本物のシマエナガに必ず会えます。

カバー(表紙)の写真はSNSで大人気のいっちーさん撮影

まずはシマちゃんを知ることから

本書では北海道内の愛好家にならい、シマエナガのことを、親しみを込めて「シマちゃん」と呼んでいます。シマちゃんが北海道にいることはよく知られていますが、広い広ーい北の大地のどこに、いつ行けば会えるのでしょう。どんな場所でどうやって探せばよいのでしょう。本書の第1章では、シマちゃんがどんな鳥か、生息する環境や毎日のくらし、年間のくらしなどの生態を詳しく紹介しています。ちなみに巻末には、おすすめの撮影地を18か所掲載しています。

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羽の枚数や、風切羽の番号まで示しているのは「BIRDER」の編集ならでは
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シマちゃんの一日のくらしを紹介
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巻末のおすすめ撮影地ガイドでは『とことんエナガ、シマエナガ』で紹介した探鳥地に加え、新たに釧路エリア、旭川エリアを追加し、全18か所を紹介

あらゆる角度から探し方を解説

第2章では、シマちゃんのシルエット、動き方、4つのシマエナガ語(誌面の二次元コードを読み取ることで鳴き声聴くことができます)、群れをつくるほかの鳥との違いなどから、双眼鏡の選び方と使い方、真冬にどんな服装で臨むのがよいかまで、シマちゃんを探すために必要なあらゆる情報が充実しています。

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真冬の防寒装備をくわしく紹介
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群れの流れのパターンや、よく一緒にいる小鳥を紹介

自然写真家の撮影ノウハウが充実

シマちゃんを見つけることができたら、いざ撮影です。第3章では、初級者からベテランまで、どんな機材を使うのがよいか、撮影の設定やシマちゃんの動きや撮りたい場面に応じた撮影方法、撮影時の鳥や人へ接するマナーまで詳しく紹介しています。さらに撮影したデータの仕上げ方(現像方法)も細かく解説し、プロフェッショナルのノウハウをすべて公開。シマエナガだけでなく、野鳥撮影全般に通じる資料的価値の高い情報を盛り込んでいます。

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シマちゃんの撮影に最適な撮影機材を紹介
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写真の基礎から解説し、撮影初心者にお役立ち
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Adobe Lightroomを使った撮影データの現像方法(仕上げ方)もくわしく解説
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撮りたい場面ごとに撮影法を解説
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グラビアページも充実

シマちゃんとの素敵な出会いを

本書をしっかり読み込んだら、装備を整えて計画を立て、シマちゃんに会いに行きましょう。耳を澄ましながらゆっくり歩き、立ち止まって目を凝らし、一生懸命探せば必ず出会えます。双眼鏡の視野や、カメラのファインダーの中のシマちゃんがこちらを向いて目が合ったとき、あまりのかわいさにキュンとしてしまうでしょう。思わずカメラのレリーズボタンを押すのを忘れて、見つめてしまうことも。そんな素敵な瞬間を読者のみなさんに体験してもらえたら、とてもうれしいことです。シマちゃんとの素晴らしい出会いを、編集部一同お祈りしています。

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北海道まで会いに来てね♫