BIRDER7月号の見どころ

特集【列島縦断 世界遺産も鳥も楽しみたい!】
観光も鳥見も満喫!厳選世界遺産ガイド



7月だ!夏休みだ!旅行シーズンだ!ということで、北は北海道から南は沖縄まで、編集部が厳選したおすすめの探鳥地を紹介します。ですが、今回はただ探鳥地で鳥見をするだけではありません。家族や友人たちなど、みんなで楽しめるコースをお届けすべく、編集部が考えついたのは「スペシャルな場所」——そう、世界遺産とその周辺地域です。今号では、世界遺産も鳥も楽しめる、知床(北海道)、富士山(静岡県)、沖縄島北部をはじめとした全国9つのスペシャルな探鳥地を、お土産やグルメ、絶景スポットなども含めた情報盛りだくさんでお届けします!
連載の見どころ
鳥の来た道 〜進化の謎解きストーリー

ぱっと見、鵜飼のウにも見えるこの生き物。正体は「ヘスペロルニス」です。おなじみのティラノサウルスやトリケラトプスといった恐竜たちと同じ、後期白亜紀に生きていた鳥です。現代の鳥と違って、嘴に歯が生えています。また、記事を読み進めると、ヘスペロルニスが尾羽から嘴まで約1.8m、推定される体重は約31.3kgだと説明されています。今の鳥と見た目がよく似ていても、大きさはずいぶん違ったようです。「鳥が来た道」では、毎月こうして鳥の進化をひもといています。ぜひ、ご一読ください。
鳥見 ながら 生き物さがし

今回紹介するのは「夏の母島の生き物」。小笠原諸島・母島までは、特集の28〜29ページで紹介している小笠原諸島の父島から、「ははじま丸」で約2時間です。母島といえば、世界中で母島列島にだけしか生息しておらず、特別天然記念物に指定されているメグロが生息している、バーダーなら一度は行きたいあこがれの場所です。しかし、固有種が多く「東洋のガラパゴス」と呼ばれるこの島にはまだまだたくさんのユニークな生き物がいます。本稿ではその中から、特におすすめの3種を紹介します。皆さんも母島に行った際はぜひメグロだけでなくこれらの生き物も探してみてください。
BIRDER2025年7月号特集目次

●世界遺産と野鳥たち(一日一種)
●「世界遺産」の基本のキ そもそも誰が、どう決めてるの?(あけひとみ)
●観光も鳥見も満喫! 厳選世界遺産ガイド
知床 豊穣の海でクジラも海鳥も両方楽しむ(東口彩加)
白神山地 十二湖の森と星空の癒しの旅 (齊藤拓人)
佐渡島 トキと島の絶景を撮る(伊藤善行)
小笠原諸島 ボニンブルーの絶景と航路探鳥を楽しむ (山谷 健)
富士山 北麓の探鳥スポットぐるっと周回コース (石田光史)
熊野三山の奥の院 巨樹に護られた深山の聖地・玉置神社 (久下直哉)
百舌鳥・古市古墳群 相性抜群! 古墳巡りと野鳥観察 (久下直哉)
奄美大島 夜の林道ドライブで生き物観察,非日常の体験を! (BIRDER)
沖縄島北部 亜熱帯の緑豊かな林で固有鳥3種を全部盛り (宮島 仁)
●すべてがオンリーワン 日本の自然遺産のここがスゴイ! (前田尚大)