BIRDER11月号の見どころ

特集【雀(すずめ)】
身近すぎてよく知らない?スズメの基礎知識

知っているようで知らないスズメについて、写真とイラストで紹介しました!文章と写真をを担当してくれたのは、相模原市立博物館学芸員の秋山幸也さん、イラストを担当してくれたのは、まいにち鳥びより(COMICポラリス)という、野鳥観察コミックエッセイを連載中の鳶田ハジメさんです。スズメとはそもそもどういう鳥か、何を食べて,どこで子育てをしているのか、一年の暮らしや鳴き声まで、スズメの基礎知識はこれで完璧。
「減っているはずのスズメ」を東京都心でよく見るのはなぜ?

「スズメが減ってきている」——こんなニュースを見聞きしたことがある人も少なくないかもしれません。数年前から話題になり、テレビでも実際に街なかを歩いて、どれくらいスズメが見られるか検証している番組もありました。しかし、実はスズメは東京都心部ではむしろ増加傾向にあるといいます。それはなぜでしょう?本稿では都会のスズメが増えている理由について深掘りします。
連載などの見どころ
BIRDER GRAPHICS たくましく、いまを生きる スズメたちの四季

美しいスズメの写真でグラビアを飾ってくれたのは、写真家の今井剛さん。特に力を入れてスズメの観察、撮影に取り組んでいて、今回は現代を生きるスズメの四季をテーマにしています。作品として美しいのはもちろん、スズメの暮らしを見つめる観察眼があればこその、生態をとらえた写真は、自然な息遣いを感じます。撮影のテクニックや、鳥にストレスを与えずに撮影する方法もコメントで解説してくれているので、特に野鳥撮影をする人はコメントも必読です。
Zoomersの個視探々

毎号、カモ類やカモメ類、ジシギ類といった「見分けづらい」鳥たちの骨太な識別に取り組む本記事。今回は、スズメと同じくらい身近ですが、ふだんはバードウォッチャーからも注目されることの少ないドバトの年齢識別について紹介します。この記事を読んでから街なかを歩くと,見かけたドバトが成鳥か幼鳥かがわかり,移動時間や散歩がもっと楽しくなること間違いなしです!
BIRDER2025年11月号特集目次

●いろんな鳥の入浴スタイル(一日一種)
●身近すぎてよく知らない? スズメの基礎知識(秋山幸也、鳶田ハジメ)
●“重なり”が味わいを生む スズメの羽を大解剖(新谷亮太)
●スズメは托卵する!? 子育ての駆け引き(坂本春菜)
●読者が撮った! 自慢のスズメ(読者の皆さん、BIRDER)
●「減っているはずのスズメ」を東京都心でよく見るのはなぜ?(植田睦之)
●灼熱のスズメの越冬地 大都会に潜むエコロジカルトラップとは?(岡村悠太郎)
●高校生が挑む! スズメの行動の謎(増田咲希、石渡戸 優)