米子水鳥公園

米子水鳥公園
米子水鳥公園全景(出典:Photo AC)

2025年5月の観察記録

先月に続き、様々な春の渡り鳥が確認された。5月4日にはウズラの鳴き声が確認され、園内初記録となった。また、今月上旬にはスズガモの群れが飛来し、最大でおよそ1300羽記録された。5月14日にコヨシキリ、5月17日にカッコウが今季初めて確認された。このほか、当園で記録が少ない鳥では、5月9日~5月11日にツメナガセキレイが、5月10日から今日現在までサルハマシギが確認された。先月に様々な種類が確認されたシギ・チドリ類はかなり減ったが、まだ少数観察できる。オオヨシキリのさえずりが賑やかになってきて、キジやセッカ、ヒバリ、ヒクイナなどの声も時々聞こえる。カモ類は今月もキンクロハジロが最も多いが、その他のカモも含め、かなり少なくなった。


2025年5月に見られた鳥

ハシビロガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジ、バン、オオバン、カイツブリ、コチドリ、トウネン、ハマシギ、タシギ、ソリハシシギ、イソシギ、アオアシシギ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、トビ、ハヤブサ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、オオヨシキリ、セッカ、オオソリハシシギ、オグロシギ、スズガモ、カンムリカイツブリ、ウズラシギ、カッコウ、シマアジ、ハジロカイツブリ、ヒクイナ、サルハマシギ(調査日:5月17日)


米子水鳥公園 | 公益財団法人 中海水鳥国際交流基金財団
米子水鳥公園がある中海周辺は、国内で確認された野鳥のうちおよそ40%の種類が記録されており、山陰屈指の野鳥の生息地です。公園は一年を通じて、水鳥をはじめ様々な生き物達の営みを観察できる貴重な湿地環境となっています。

2025年5月

先月に続き、様々な春の渡り鳥が確認された。5月4日にはウズラの鳴き声が確認され、園内初記録となった。また、今月上旬にはスズガモの群れが飛来し、最大でおよそ1300羽記録された。5月14日にコヨシキリ、5月17日にカッコウが今季初めて確認された。このほか、当園で記録が少ない鳥では、5月9日~5月11日にツメナガセキレイが、5月10日から今日現在までサルハマシギが確認された。先月に様々な種類が確認されたシギ・チドリ類はかなり減ったが、まだ少数観察できる。オオヨシキリのさえずりが賑やかになってきて、キジやセッカ、ヒバリ、ヒクイナなどの声も時々聞こえる。カモ類は今月もキンクロハジロが最も多いが、その他のカモも含め、かなり少なくなった。

ハシビロガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジ、バン、オオバン、カイツブリ、コチドリ、トウネン、ハマシギ、タシギ、ソリハシシギ、イソシギ、アオアシシギ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、トビ、ハヤブサ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒバリ、ツバメ、イワツバメ、オオヨシキリ、セッカ、オオソリハシシギ、オグロシギ、スズガモ、カンムリカイツブリ、ウズラシギ、カッコウ、シマアジ、ハジロカイツブリ、ヒクイナ、サルハマシギ(調査日:5月17日)

2025年4月

数は少ないが春の渡りで飛来する種数が多く、日々の観察がとても楽しい。次は何が現れるのかという期待感が高まっている。4月6日~4月19日までオオソリハシシギが、4月13日~4月29日までダイシャクシギが滞在した。ダイシャクシギの飛来は10年ぶり。4月15日にはセイタカシギが57羽飛来し、当園の最多記録を更新した。カモ類も各種みられ、キンクロハジロが最も多く、ハシビロガモとヒドリガモがそれに続く。水辺の鳥の観察種類数は多いが観察距離が遠く、今後ネイチャーセンターの近くに寄ってくることを期待している。小鳥類では、4月9日にホシムクドリ、4月20日にノジコ、4月26日にコイカルがいずれも当園で初めて確認されたほか、4月16日にコホオアカが18年半ぶりに確認された。

ハシビロガモ、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミコアイサ、キジ、キジバト、バン、オオバン、カイツブリ、ハマシギ、タシギ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、ミサゴ、トビ、モズ、ハシボソガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、シロハラ、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、セイタカシギ、ダイシャクシギ、コアオアシシギ、オオソリハシシギ、アオジ、アカアシシギ、アマツバメ、ツルシギ、コチドリ、ホオジロ、セッカ、ヒクイナ、コシアカツバメ、ウズラシギ、アマサギ、クサシギ(調査日:4月19日)

2025年3月

2月は強い寒波が続けて入ってコハクチョウの渡りが中断していたが、今月になって寒波が抜けると再開され、最多で約300羽が園内に集まった。3月8日~3月10日が渡りのピークだったと思われる。本日確認されたコハクチョウは14羽で、20日までには全て飛び去る見込み。3月1日にツルシギ、3月12日にコチドリ、3月14日にホウロクシギを初認。毎年春と秋に飛来する常連のヘラサギ「香川さん」も3月9日に飛来し、3月11日まで滞在した。そろそろシマアジの到着が楽しみな時季である。

コハクチョウ、ツクシガモ、オカヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ミコアイサ、キジバト、オオバン、カイツブリ、カンムリカイツブリ、ハジロカイツブリ、タシギ、カワウ、アオサギ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、トビ、カワセミ、モズ、ハシボソガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、ツグミ、オオジュリン、メジロ(調査日:3月15日)

2025年2月

1月にコハクチョウの渡りが確認されて以降、強い寒波の到来で渡りが中断している。寒波が来ると園内のカモ類が大幅に減り、現在最も多いのがマガモとオナガガモで、カルガモがそれに続く。潜水採食ガモがとても少ない。2月13日にトラツグミが2年ぶりに現れた。近頃は時々ベニマシコの声が聞こえ、ホオジロが囀るようになってきた。ヘラサギが1~2羽時々飛来するが、観察できる時間は短め。今月はキツネが時々現れている。園内でキツネが観察されるのはとても珍しい。間もなく次の寒波が到来する見込みだが、コハクチョウの渡りがいつ本格化するか注視している。

コハクチョウ、オオハクチョウ、コブハクチョウ、マガン、ツクシガモ、ハシビロガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ミコアイサ、キジ、オオバン、カイツブリ、ハジロカイツブリ、タシギ、カワウ、アオサギ、コサギ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、トビ、ノスリ、モズ、ハシボソガラス、ヒバリ、ヒヨドリ、ウグイス、ツグミ、スズメ、ハクセキレイ、カワラヒワ、オオジュリン、ゴイサギ、ホオジロ、メジロ、トラツグミ、ハチジョウツグミ(調査日:2月15日)

2025年1月

採食地にできたふゆみずたんぼの影響で、この時期は園内にねぐら入りするコハクチョウがほとんどいない。マガンとヒシクイはねぐら入りしているが、観察できるのは早朝に限られる。近頃、オナガガモの1,000羽以上の群れが時々飛来していて、これまでは夜行性だったのに昼行性の動きに変化しているのが興味深い。9日にアオアシシギとセイタカシギが現れ、1月にアオアシシギが現れたのは当園では初めてである。天気が良い日にはヨシ原にオオジュリンの群れが見られる。

コハクチョウ、コブハクチョウ、ヒシクイ、マガン、ツクシガモ、トモエガモ、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、ホオジロガモ、ミコアイサ、キジバト、オオバン、カイツブリ、ハジロカイツブリ、タシギ、イソシギ、カワウ、ヘラサギ、アオサギ、ミサゴ、チュウヒ、ハイイロチュウヒ、トビ、カワセミ、ハヤブサ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、ウグイス、シロハラ、ジョウビタキ、オオジュリン、メジロ、アオアシシギ、ゴイサギ(調査日:1月18日)