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2015年1月号

 

冬の「ヒタキ」を聞き分けよう!


ジョウビタキ Phoenicurus auroreus

jobitaki


ジョウビタキさえずり
ジョウビタキ地鳴き
ジョウビタキぐぜり

冬のさえずりの謎
ジョウビタキは、秋に渡ってきたばかりのころにさえずりを聞くことがある。さえずりには同じような短めの節で間を開けて鳴くパターンと、複雑な節を長く鳴き続けるパターンがある。この違いの理由も気になる。

ここ数年、各地からジョウビタキの繁殖の情報が伝えられているが、このさえずりが知られるようになれば、もっと記録が増えることだろう。

また、ジョウビタキは渡り去る2〜3月にぐぜりを聞くことがある。これは、激しい抑揚のある鳴きかたで、ラジオのチューニングのような音、紙を丸めるような「クシャクシャ」と聞こえる音などを交え、とても複雑な節回しである。

ぐぜりの意味とされているさえずりの練習にしては、かなり高度な鳴きかたで、複雑さは本来のさえずりを超えているように思える。ただ、声量が低く頻繁に鳴かないため、聞き逃してしまう。このぐぜりにも、何か別の深い意味があるのかもしれない。

 
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