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2013年10月号

 

カラ類の声を聞き分けよう!


ヒガラ Periparus ater

shijukara


ヒガラさえずり
ヒガラ地鳴き

季節
3月ごろから。4〜5月がピーク。カラ類の中では最も遅くまでさえずり、8月になっても聞くことがある。秋や真冬などに聞くことも比較的多い。

時間帯
夜明けから早朝によくさえずり、午前中の頻度が高いが、午後も鳴くことがある。

場所
カラマツなどの針葉樹の梢など、目立つところに止まる。声を頼りに姿を探すとよい。

さえずりの声
澄んだ声で、短い節を速いテンポで鳴く。「ツツピーツツピー」あるいは「ピピツーピピツー」などと聞こえる。

「ツー」が4,500〜2,500Hz、「ピー」が7,000〜4,500Hzの幅で、7.5秒の間に6回くり返している。これを一節として、間を空けて例えば1分間に15回早口でくり返す。「冷(つ)べてえ冷(つ)べてえ」と早口でいうと、イメージがつかめるだろう。これを、短いときで7、8回、長いときで50〜60回くり返す。途中で、「ツツピー」から「ピツツー」に節が変わることがある。

早口で鳴くことからせわしなさ、あるいは小さな体で一生懸命に鳴いていることからけなげさを感じる。リズムに合わせて盛んに体を左右に振る動作も伴う。

地鳴きなどの声
「ツピツー」「チチチ」など高く短い声、少し濁った「ジュジュジュ」と聞こえる短い鋭い声など、いろいろな声を出す。

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